
循環扇
ハウス内の空気を循環させることで、
作物の光合成や環境改善に役立つ循環扇をご紹介します。
循環扇の役割
ハウス内の空気を循環させ、環境改善に役立つのが循環扇です。
換気扇や出入口を閉め切ったハウスでは空気の流れがほとんどなくなり、温度ムラ・湿度ムラにより病気が発生したり成育差が出やすくなったりする場合があります。
それを解決するため、ハウス栽培では循環扇が用いられます。
温度ムラの原因と循環扇の役割
暖房機を使っているハウスなどでは、暖房機や温風ダクト周辺の空気が温められて上昇し、天井面で冷やされて下降するという対流が発生。このため、上昇気流付近では高温になり、下降気流付近では低温になることによる温度ムラが発生します。

循環扇を使い、ハウス内で水平方向の流れ「強制対流」をつくることによって、温度ムラを改善します。

循環扇ラインナップ
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大風量で、大規模ハウスの環境改善に最適なハウス用循環扇
ドライファンはやぶさ
到達距離
50Hz:52m(0.5m/sec)
60Hz:58m(0.5m/sec)- 大風量モデル。奥行50mまでのハウスに1台で対応できます。
- 樹脂ダクトを採用。超軽量で取り付けが簡単です。
- 防錆力抜群のステンレスガードとアルミ羽根を採用、さらに防滴・防塵モーターを採用することで高い耐久力を誇ります。
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小~中規模のパイプハウス導入に最適な循環扇
ドライファンはやてプラス
到達距離
50Hz:24m(0.5m/sec)
60Hz:28.5m(0.5m/sec)- 低コストで大風量を実現しました。
- 超軽量設計。付属の吊り下げ用チェーンで、取り付けも簡単に行えます。
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循環扇の設置ポイント
①循環扇正面は強い風が吹くため、作物に直接風が当たらないように作物の最長部と温室天井部間に設置。
②循環扇には到達距離があるので、それを目安に設置間隔を決める。
③単棟ハウスでは同一方向に設置し、温室の下層部で戻りの気流を形成させる。
④連棟ハウスは複数の対流の渦が形成されるように設置する。
ドライファンはやぶさ(奥行45mの単棟ハウスの場合)

ドライファンはやてプラス(奥行45mの単棟ハウスの場合)

ハウスの温度ムラをモニタリングで解決!
スマート農業チャンネル 12話 ハウスの温度ムラをモニタリングで解決!