
自分らしい生き方を農業で手に入れよう!
ハウス栽培だからできること
土に触れ、作物と向き合い、育てる喜びを日々感じる。
そして自分が育てた野菜を収穫し、味わい、味わってもらう。
そんな充実した毎日を実現するために大切なこと。
それは、「栽培や収穫を管理しやすい環境」であること。
そこで、おすすめなのがビニールハウスを使った農場づくり。
天候や気候に左右されにくく、栽培環境が安定し、収穫も順調!
渡辺パイプは、「はじめての農家さん」が日々成長し
着実に成果をあげるイキイキワクワクの「営農ライフ」を
全力でバックアップいたします。
環境や経済問題など将来への不安を抱く時代、生活を守る“食”=「農業」が注目されています。会社を辞めて農家として新しい人生をスタートするサラリーマンや、学校を卒業して農家に就職する若者など、今、若い世代で農業への人気が高まっています。でも、「はじめての農業」は何かと不安が多いもの。しっかり育てられるのか?作物はちゃんと売れるのか?天災などのリスクは?それらの課題をしっかり解消し、成功されている農家さんには、共通する秘訣があります。ここでは、新規就農を成功に導くポイントを事例をもとにご紹介します。
新規参入者の経営開始時の課題
新規参入者は「農地の確保」「資金の確保」に次ぎ、「営農技術の習得」が大きな課題となっている。

出典:新規就農者の就農実態に関する調査結果 (平成29年3月全国新規就農相談センター)
新規参入者の就農理由
新規参入者の就農の理由は、「自ら采配を振れる」といったビジネスとしての魅力を感じている人が約半数を占めている。「農業が好き」「自然や動物が好き」「農村の生活が好き」など自然に触れる生き方に魅力を感じている人も多くなってきている。

出典:新規就農者の就農実態に関する調査結果 (令和4年全国新規就農相談センター)
エンジニアの経験を活かした施設園芸。
大手IT企業勤務から夢を追って就農者へ

実は農業って、 これまでのビジネス
経験が
活かせるんですよね
農業は「地域との連携」と「人脈づくり」が重要です!
都内の大手IT企業に勤務していましたが、30歳を超えた頃に祖父が亡くなったことで、残された農地で農業を始めました。会社と農業の掛け持ちでしたが、40歳を迎える頃、農業にやり甲斐や将来への夢を強く抱くようになり、「農業一本」を決意して島根県安来市へ移住しました。
研修制度やIUターン制度など地域のネットワークやサポートを活用することで、農業をゼロから学べ、また地域の方々との絆も生まれました。農業には「地域との連携」や「人脈づくり」がとても重要だと実感しました。
地域の農業体験で味わったイチゴの味に魅了され、「自分でつくってみたい」と思うようになりました。イチゴは施設園芸に向いていて、データ分析や環境制御システムを活用することで、エンジニアの経験が活かせるのではと感じました。当初は、土耕栽培が主流である地域のイチゴ農家さんから、高設栽培を導入することへの批判はありましたが、根気強くコミュニケーションを図り、少しずつ信頼関係を築くことができました。また立ち上げの資金は、国や県、市の事業支援制度を利用し、残った実費負担分もリースハウス事業を活用することで、初期費用がかからずにスタートできました。技術習得やハウス選び、資金調達など「農業の始め方」がうまくいったことが、成功したポイントだと思います。
すべてが自主的で、働き方も自由に選ぶことができます!
初めから生産は順調で、育てる喜び、収穫の喜びを日々感じていました。一方で販売が伸びなやんでいたので、元々視野にいれていた観光農園に切り替えたところ、それが良い宣伝効果となり、街のケーキ屋さんやバイヤーさんからの引き合いが急増しました。これも「地域」との関係性が良好だったからだと思います。農業は、課題があれば自分で考えて対策をとる。すべてが自主的で、結果さえ出せれば働き方も自由に選ぶことができます。そこが農業の大きな魅力です。インターネットが普及している現代では、むしろ田舎でも暮らしやすく便利です。何より、これまでの通勤時間が勿体なかったと再認識しました。家族と過ごす時間が増え、趣味のトライアスロンも満喫しています。スタートしたばかりで苦労することもありますが、農業も、プライベートも、充実した日々を過ごしています。
- 成功の秘訣は「地域に根差した人脈づくり」。「地方創生」で自治体のサポートも充実!
- 栽培環境が管理しやすい「ハウス」選びが重要。働き方や時間に余裕も生まれる!
- 成功も失敗も含め、チャレンジすることが重要。まずは自主的にやってみて、試行錯誤できる事が農業の魅力!
ハウス栽培では、栽培できる作物の選択肢が豊富なこと、また栽培方法もさまざまに工夫できることなど、多くのメリットがあります。特に、新しく農業を始められる方にとっては「つくりやすい環境」であることが何よりも大きな安心材料となります。そのため、新規就農者の約3割の方がハウス栽培を選ばれています。そして、ハウス栽培は何よりも収益性の高さが魅力。例えば2018年のデータでは、農場10a当たりの所得(粗収益から農業経営費を差し引いた金額)は、露地野菜の平均が17万3,000円に対して施設野菜は平均で45万6,000円と、約3倍になっています。施設栽培はエネルギーコストなどの経費は高くなりますが、面積当たりの収益が大きいため、小さな面積でより大きな所得を得ることができています。
新規就農者の就農状況

出典:一般社団法人全国農業会議所 全国新規就農相談センター
新規就農者の就農実態に関する調査結果ー令和3年度ー」

出典:農林水産省「施設園芸をめぐる情勢(令和4年4月)」
安定したハウス栽培で、作物にさらなる付加価値を。



ハウス栽培なら、この作物がおすすめ!

イチゴはハウス栽培の代表的な作物のひとつ。通常のイチゴの旬は4〜5月頃の暖かい季節ですが、ハウス栽培のノウハウが進化したことで、安定した品質で周年生産ができ、また時期によっては高い単価で販売できるメリットがあります。

ハウス栽培で最も多く生産されているのがトマト。トマトの魅力は1年を通して食卓にのぼる人気の高さ。ハウス栽培のメリットは、露地栽培では出荷できない早期や晩期の生産・出荷が可能になり、その時期は高単価で販売できるため経営計画が立てやすくなります。
くわしくはこちら→
- 新規就農者の多くが「施設野菜」の生産を選択。周年栽培で安定収入が期待できる!
- 栽培作物はイチゴ、トマトが人気。施設栽培に適した作物で、作りやすく売りやすい!

他業界からの新規参入。
パートナーと共同でイチゴ農園を設立。


初めてのイチゴ栽培でもハウス&ガイア
だから
できたんです!
省力化を実現しながら高品質なイチゴを生産!
アパレル業界での事業を続けながら、ビジネスパートナーと共同でイチゴ農園を設立しました。1年間イチゴの研修を受けただけで、本格的な農業の経験はゼロでした。イチゴを選んだ理由は、「先進の栽培システムが活用できる作物」という知人のアドバイスがきっかけです。ハウス内環境の自動制御や灌水システムを使えば、適した栽培環境を調整できるだけでなく、イチゴに適切なタイミングで必要な養液を与えることができるなど、これなら「はじめての農業でも何とかなる」と自信を持ちました。
少人数での効率的な栽培を目指し、私自身は社長兼営業として販売先の開拓にも注力できました。栽培システムの力を最大限活用することで、省力化を実現しながら高品質なイチゴを安定的に生産できたのです。
横浜の青果物専門店、東京の大手デパートや洋菓子店などの顧客も増え、
イチゴが足りないくらいです。
高設栽培システム「ガイアイチゴ」と、自動灌水制御盤「ウルトラエースK」を連携させた「ガイアイチゴK」は、まさに私が求めた最適なシステムです。おかげで営業活動が実り、洋菓子店とコラボしたイチゴの加工品も販売されるようになりました。今後はさらに収量アップと事業拡大に向けて、新たなハウスの増設を計画しています。
- はじめてのハウス栽培でも自動制御システムは取り入れ可能。計画を立て、規模や設備など予算とのバランスが重要!
- 栽培管理の省力化で、営業活動や事業拡大への取り組み等、並行してやりたいことにしっかり注力できる。
ビニールハウスは栽培作物の種類や地域の気候特性などによって、材質や組み立て方などさまざまな種類から選ぶことができます。中でも、最も大切なのが耐久性の高い骨材・構造を選ぶこと。つまり災害の多い日本において、耐風性や耐雪性に強いハウスを建てることが基本条件となります。ビニール(被覆材や内張)は気密性・断熱性が高いことが重要。その他、栽培作物や環境に合わせた設備・備品など、新しくビニールハウスを建てる際には全体をバランス良く見て、事前にしっかり計画を立てることが大切です。


では、ビニールハウスってどう選ぶの?

軒高の高さで
何が変わる?
軒高が高いと炎天下でもハウスの中が高温になりにくく、また寒いときにも急激な温度変化はしにくい。つまり、軒高が高いと一年を通してハウス内温度を安定化しやすくなります。また、軒高が高いと、農機を入れやすいです。

屋根の形は
重要?
丸い屋根はバンドで抑える簡易POフィルムを用いる事で、コストダウンを図ることができます。角屋根型は雪が落ちやすいことや、ハウスにたまった熱を天窓で効率的に排出できることも特徴です。
設備には
どんなものがある?
暖房・冷房・送風・カーテンなどの空調装置をはじめ、灌水チューブや給水タンクなどの灌水装置、CO2発生装置、またそれらを自動で制御するための環境制御装置や各種センサー類など実に多彩です。

どれくらいの奥行が
あればいい?
間口を広げることより、奥行を長くするほうがコストを抑えてハウス面積を大きくできます。ただ、大きくなれば均等な換気や灌水が難しくなるので、初めてハウスを建てる場合は50m以内にすることをおすすめします。

オンラインでハウスを設計してみよう!
簡単な条件入力で理想のハウスを見える化できます。
3Dで作成したハウスを簡単にお見積もりもできます。
近年では、ハウス内外に設置されたセンサーなどと連動して自動で設備を操作する「環境制御装置」が普及しています。今から約30年前、オランダは「環境制御装置」で一気に生産性を高めたことで、世界トップクラスの農業大国となりました。1980年代後半にはトマトのハウス栽培において10a当たり収量が20t台でしたが、コンピューターによる環境制御が急速に普及したことで、1990年代後半~現在では40~50tに急成長しました。日本のビニールハウスの環境制御はこの成功事例をお手本としています。「環境制御装置」の活用によって栽培環境づくりの作業負担が軽くなり、少ない人手でも収量の向上や品質の安定化が進んでいます。


環境制御(ウルトラネット)のしくみ

ハウス栽培の強みは、露地栽培ではむずかしい「1年を通した最適な栽培環境づくり」が実現できること。センサーや環境制御システムなどICTを駆使したスマート農業※を導入することで、さらに作物の種類や成長度合に合わせた最適かつ安定した理想の栽培環境づくりを目指すことができます。
※スマート農業とは、制御システムを用いてハウス内環境を分析・判断し、さまざまな機器を自動化して省力化や高品質化を目指す新しい農業です。渡辺パイプの「ウルトラエースT シリーズ」は、ハウス内に設置された各種センサーから得た情報によってハウス設備(換気窓・暖房・ミスト・灌水設備など)を動かすことができる高機能ビニールハウス用制御盤です。さらに遠隔で制御やモニタリングが可能になるクラウドサービス「ウルトラネット」と組み合わせることで、初心者の方もカンタンにスマート農業が始められます。
スマホやタブレットでハウスの状況が
リアルタイムでわかる!


基本的な管理はひと通りできる!
自分の成長に合わせて、使い方も
レベルアップ!
最小限の手間で理想の栽培環境をつくることができます。
合計2haの複数のハウスを管理しています。最も遠いハウスは10kmも離れているので、以前は、ハウスを見て回るだけで1日の仕事が終ってしまっていました。環境制御装置を導入したことで、ハウスを見て回ったり設備を操作する手間が大幅に削減できました。
温度や灌水などは自動で制御ができたり、また遠地にいてもスマホやタブレット、パソコンでハウス内環境の状況をリアルタイムでモニタリングすることができます。最小限の手間で理想の栽培環境がつくれたり、離れていてもハウスの状況が手に取るように把握できるなど、まさに「ハウス栽培+環境制御システム」のなせる技。また多品種多品目栽培で周年生産を行う中、さまざまな作物の生長具合を定点観測できることは大変参考になります。
安定生産と新しい挑戦ができる「ビニールハウス×環境制御装置」
実際の生育とデータを照らし合わせることで、品質と収量を安定させるためのノウハウを構築することができます。また、常に市場の動きや消費者のニーズを意識して、新しい作物にも挑戦しています。その際にも環境制御やモニタリングを活用することで、例え栽培が不調であっても、その課題が明確にデータで分析できるので、次の一手を打ちやすくなります。1年を通して安定生産できる、だから新しい挑戦もできる。「ビニールハウス×環境制御装置」をフル活用し、自分の成長に合わせて使い方もレベルアップしています。
- ビニールハウス×環境制御装置で高収益を目指す!省力化しながら品質も収量も安定!
- 農業の経験値が少なくてもモニタリングを使えばムダ&ミスが少なく栽培できる!
ゲリラ豪雨や大型台風、夏の酷暑や冬の大雪・・・。気候変動は農業にとって一番の天敵とも言えます。ビニールハウスはさまざまな天災から作物を守り、想定外のリスクを最小限に収めてくれる頼れる要塞。「強いハウス」であることは、安心して農業を営むために欠かすことのできない最も重要なポイントです。渡辺パイプは、農家さんが天災の不安に悩まされることなく栽培や経営に集中していただくことが大切と考え、何よりも「強いハウス」であることを追求しています。強靭な素材や構造、さらにそれを補強するさまざまな資材など万全を尽くした製品ラインナップに加え、万一に備えた補償やサポートもご用意しています。
ビニールハウス農業における災害統計

ハウス被害の原因として最も頻度が高いのは「風害」です。すべての災害の中で「風害」が占める割合は、被覆資材のはがれなどの軽微なものから倒壊全損のような甚大なものまで合わせると全体の8割以上になります。その次に多いのが「雪害」です。大雨や台風が多い地域、降雪地帯など、お住まいの地域に合わせた備えが大切になります。ハウスの選び方をはじめ、構造や建て方、補強方法など、それぞれの農場づくりに合わせた最適な対策をご検討ください。

万が一の災害でも、補償があれば大丈夫
渡辺パイプのグリーンハウス補償シリーズは、ビニールハウスや部材、フィルム、リフォームなど充実のサポート。
万が一の災害にしっかり備えておくことで安心して営農に専念していただけます。農業を始めるなら、
ハウスも補償も安心の、渡辺パイプにお声がけください。

渡辺パイプのビニールハウスは豊富な種類の中から、農家さんお一人おひとりに最適な製品をお選びいただくことができます。もちろん、さまざまな疑問や不安、ご要望にお応えしながら、「はじめてのハウス選び」をしっかりサポートいたします。また栽培方法についてのご相談をはじめ、篤農家さんの取り組みを紹介する「農場見学会」などの勉強会やイベントのご案内も行っています。是非、お気軽にお声がけください。
くわしくはこちら ▶- 天災の多い日本ではまず「強いハウス」であること。地域の気候特性に合わせた設備を!
- 万が一の災害にしっかり備える!「3年補償」があれば安心して日々の営農に専念できる!