モデル農場見学会バックナンバー
- 2024.08.29
イチゴ
埼玉県
モデル農場見学会終了レポート 株式会社げんき農場 羽生農場
げんき農場と共に学ぶ実践知識
げんき農場羽生は、2020年9月に栽培面積10aから営農活動を開始しました。2023年3月には72aまで規模拡大し、現在では観光農園事業も行っています。今回の見学会では、「本作の振返り」「栽培戦略」「販売ノウハウ」について紹介しました。

2023年増設したUFC型ハウス

栽培品種は7品種!
(紅ほっぺ・かおり野・よつぼし・恋みのり・おいCベリー・あまりん・かおりん)
レポート①猛暑に対応した栽培戦略
昨年の9月は、例年よりも高温条件が続き、花芽分化の遅れが生じました。イチゴの品質を維持しつつ、遅れを取り戻す為に「アクセル」と「ブレーキ」のバランスを考えた環境制御を行いました。

定植から一番花が付くまではハウス内の温度を上げることにより、「葉の展開スピードを速め(アクセル)」、一番花がついた後は「低温管理に切り替える(ブレーキ)」ことで品質の向上に努めました。

結果として、花芽分化の遅れを取り戻すことができ、高品質・高収量の実現に成功しました。
レポート②規模拡大に伴う販路開拓
昨年の9月は、例年よりも高温条件が続き、花芽分化の遅れが生じました。イチゴの品質を維持しつつ、遅れを取り戻す為に「アクセル」と「ブレーキ」のバランスを考えた環境制御を行いました。

設立当初から規模拡大は視野に入れており、将来的に販路開拓が必要になる事が分かっていたので、SNSや農商工連携フェア等で情報発信を継続して行っていました。
結果、仲卸業者さんの目に留まり商談が成立し、出荷量が増加する中でも高単価販売を実現しました。

観光農園・直売所では、「コンセプトの決定」と「接客オペレーションの共有」に注力しました。開園までの準備をしっかり行った結果、成功につながっています。
レポート③健康な苗を作るための条件と方法
げんき農場では、育苗を挿し苗方式で行っています。面積当たりの定植数を増やすことが出来る反面、活着率を上げる事が難しいです。そこで定植から活着するまでの間は地面にも灌水を行う事でハウスの空間湿度を上げて葉からの蒸散を防ぐことで活着率を上げています。
育苗時期のポイントについて(動画)

育苗においては根量を増やす事が重要です。根の数が多いと初期成育がよくなり、クリスマスシーズンの価値が高まる時期に多くのイチゴを出荷できます。
今回のモデル農場見学会まとめ
農業を通して人々をげんきにし、日本農業の発展を支える柱となれるように、これからも積極的に新しい取り組みに挑戦していきたいと考えています。来作に向けては、益々暑くなる気候に対して「クール&アップ」というBS資材を用いて栽培に取り組みます。
BS資材である「クール&アップ」、つるすだけで植物の高温耐性を上げるだけでなく、収穫量アップが見込まれます。

実際にハウスで使用している様子



