モデル農場見学会バックナンバー
- 2022.02.10
イチゴ
福岡県
農業を学ぶ旅 終了レポート 有限会社農業生産法人 玄農舎様
福岡県 (有)農業生産法人 玄農舎
独自の栽培技術で光を最大限に活用!16品種栽培のイチゴ農園!
創意工夫の栽培方法で、年間来場者数3.5万人の観光農園経営!
平成14年に、イチゴ観光農園を開園された有限会社農業生産法人玄農舎さま。福岡県の観光事業「べんがら村」の集客アップを図るために、自治体や地元産業と力を合わせ、イチゴ生産及び観光農園に取り組んでこられました。開園以来、順調にハウスを増設し、現在は観光農園と生産圃場合わせて約2ha・11棟まで規模を拡大。光をたくみに採り入れた環境づくりなど工夫を凝らした栽培技術で高品質のイチゴを栽培し、口コミ&リピーターで集客力も年々アップ。コロナ禍以前には年間来場者3万5000人 を達成されるなど、九州最大規模を誇るイチゴ農園に成長されています。
会社概要
(有)農業生産法人 玄農舎 農場データ
経営面積
ハウス総面積:約2ha
観光農園:96.75a
出荷圃場:29.3a、育苗棟:75a
玄農舎の儲かるための3つの戦略
多彩な設備&モニタリングを活用した圃場づくり
地元福岡開発品種の「あまおう」をはじめとするさまざまなイチゴを栽培!

福岡は12~2月の厳冬期の日射量が少ないため、光を有効活用した栽培技術が必要!

【高品質イチゴの栽培管理】
白黒マルチで通路・ベンチを被覆。ハウス内の光を増幅させ、光合成や実の色づきを促進。

出荷形態によって摘果の度合いを調整。果実が重ならないように手前に出すことで、光が均一に当たり、色づきが安定する。

高設2段式ベッドの限られた面積で多くの株を植える。上は大人、下は子供や車いすの方が採りやすい設計。また上下の段によって生育のスピードが異なり、収穫のタイミングがズレることで、実がなっている時期が長く続くこともメリットになる。

複合制御盤「ウルトラエースH2」と、灌水用に「ウルトラエースK」を導入。モニタリング画像でハウス内環境を確認しながら、H2では谷換気・CO2・暖房を、Kでは灌水を制御している。

積極的な「農場経営」
スイーツショップではケーキやソフトクリームなどのイチゴ加工品を販売。

社員自らが考えて動くことを促進し、仕事に対する責任感を持たせる。また、栽培知識向上のために勉強会やテストも実施。

自然環境を味方にするハウス栽培 【ココがポイント!】
自然の力を最大限に活用するためには「見える化」が必須!
イチゴ栽培は、水分量の調節をはじめ、温度や湿度の管理、適度な日照量の確保など、ハウス内環境のさまざまな条件を揃える必要があります。そこで、玄農舎の中村さんは環境制御盤を使ったハウス内環境づくりに取り組まれています。「環境の変化がひと目で見てわかるので助かる」と、モニタリング機能の便利さを実感されています。例えば冬の朝、温度が上がってきたときに換気によって一気に湿度が抜けてしまわないよう、湿度や飽差の数値を確認しながら、ゆっくり温度を上げて湿度が一気に下がらないようにするなど、モニタリングを確認しながら設備を的確に操作されています。今後は、観光農園だけでなく外販活動に力を入れる計画。より高品質なイチゴ生産に向けて、さらなる栽培管理の向上を目指されています。

