モデル農場見学会バックナンバー
- 2021.11.05
トマト
徳島県
農業を学ぶ旅 終了レポート ヴェリタス株式会社様
徳島県 ヴェリタス株式会社
季節×ハウス×作物の特性を最大限に!6品目29品種を周年生産!
わずか5年で売上1億円!急成長の原動力はデータ活用!
合計約2haのハウスで6品目29品種を栽培するヴェリタスさまは、わずか5年、1代 で売上1億円を達成。営農面積も急拡大、急成長されています。その成功の秘訣は、季節特性を活かした年間栽培計画と、その計画を着実に成功へと導くためのデータを活用した栽培技術にあります。井口さんは、安定した品質・収量・収益を積み重ねながら、データ分析による試験栽培にも取り組み、常に次の一手を準備されています。安定の周年栽培、そして新しい作物への挑戦。攻めも守りも、いずれにおいてもデータ活用が重要な役割を担っています。

会社概要
ヴェリタス株式会社 農場データ
経営面積
ハウス総面積:約2.1ha
トマト:140a ナス :10a
キュウリ:10a パプリカ:10a
レモン :20a イチゴ :20a

気候×ハウス×作物の特性を最大限に活かし、多品目&多品種を効率的に栽培。

【トマト(全13品種)】収量18t/10a※ミニトマト
導入設備:ウルトラエースH2・K・C、点滴灌水、暖房機
夏越しミニトマトの今作はエアコンを使わない栽培に挑戦。ウルトラエースKによる日射比例制御で灌水を制御。排液量を測定し、面積あたりの灌水量を見極めている。

ウルトラエースCで生育の具合を定点観測。季節や生長度合いにより観測点を変えている。

【イチゴ】収量5.6t/10a
導入設備:ウルトラエースK、点滴灌水、暖房機、温湯ボイラー、CO2発生器、電照
イチゴ栽培は3年前に2.5aからスタート。味や香りの良さ、品質の安定性、収量など、品種ごとの特長を比較検証しながら、5品種を栽培。最終的には3種類以下に品種を絞っていく計画。次作は40aに規模拡大する予定。

【白ナス】収量20t/10a
導入設備:ウルトラエースT-lite、点滴灌水
白ナスは、栽培の回転が遅い一方、一度の収穫で多くの量が採れる。ウルトラエースT-Liteによる日射比例制御で点滴灌水を実施。

【キュウリ】収量20t/10a
導入設備:ウルトラエースT-lite、点滴灌水
通常のキュウリに加え試験的にミニキュウリを栽培。市場の反応をチェックし、今後の計画に活かしていく。

【パプリカ】収量7t/10a
導入設備:点滴灌水
今作から吊り下げ栽培を実施。高さを抑えたハウスで、暖房を使うことなく夏秋作として栽培 している。

自然環境を味方にするハウス栽培 【ココがポイント!】
気候の変化や自然の力を取り入れ、コストカットを推進。
井口さんは営農面積を拡大し、順調に収量や売上アップを実現されています。その一方、栽培面積が増えることで設備や人件費はもちろん、暖房などのランニングコストも大きくなります。課題はいかにコストを最小化しながら利益を最大限にするか。例えば、パプリカハウスでは高さを抑えたハウスで冬場に暖房を使うことなく夏秋作として、品質も収量も安定した栽培を実現されています。ハウスの特性と栽培作物の相性をたくみに掛け合わせることで、気候の変化や自然の力を効率良く取り入れることができています。そのため、エネルギーなどのコストを最小限に抑えることができ、売上だけでなく利益もしっかり確保することができます。

