営農通信バックナンバー
- 2026.02.09
ミニトマト
【八街農場】 低日射時の注意点・対処法について (ミニトマト)
〇はじめに
2月に入りましたが、まだまだ天候が安定しない日が続いております。
低日射期の乗り越え方で、後半の収量に影響してきます。
今回は、低日射期に講じた対策についてご紹介します。
〇低日射期への対応
1)UTACEを使用した環境制御設定
トマトの生育適温は一般的に20~25℃と言われています。
厳寒期に入ってからは、日平均気温を確保し、着色を促すためにもピーク温度をやや高めに設定しています。
こちらの設定で日平均気温は17~18℃ほどです。
※以下、換気・暖房機・カーテンの制御設定は八街農場の一例です。
①換気


↑暖房機設定。夜温は13℃を維持するよう設定しています。
③遮光/保温カーテン


早朝にカーテンが開くと同時にハウス内の気温が下がるのを防ぐため、
2層あるカーテンのうち、上層の遮光カーテンを先に開け、
下層の保温カーテンは日射でハウス内が温まり始めるタイミングで開きます。
また、特に外気の冷気が入りやすく、冷え込みやすい箇所は列入り口には別途でカーテンを下ろして保温しています。

2)中段葉の摘葉による光量確保
日射量が少ない時期は不要な葉を除去して光透過と空気の循環を向上させます。
特に葉が混み合っている中~下段の葉を摘葉します。
また、ミニトマトは果実に光が当たることで色づきがよくなるため、果房裏の葉の除去も併せて行っています。
※樹全体を良く観察し、樹勢が旺盛で、中下段で影が多くなっている品種のみ実施しています。

低日射期は樹が弱くなりがちです。
適切な環境制御によって収量をしっかり確保できるよう、観察と定期的な制御設定の見直しを行いましょう。
また、冬至も過ぎ、これからの日射量は次第に増加していきます。
日の出、日の入り時間に伴いカーテン開閉の設定変更を行うなど、春の管理に向けた準備を進めていきましょう。

