営農通信バックナンバー

2025.03.18

ミニトマト

【八街農場】冬仕様のままにしていませんか?春に向けた制御設定! (ミニトマト)

〇はじめに


3月に入り、春らしい陽気を感じられる季節となりました。

しかしながら早朝のハウス外気温は0℃前後と、寒暖差が厳しい時期でもあります。

この時期は制御設定がかなり重要です。

冬仕様のままだと適正な栽培環境を保てず、生育に影響を及ぼします。

そこで、今回はこの時期に適した制御設定について、八街農場の一例をご紹介します。



〇見落としがちなポイント


換気・・・開度を冬仕様のままにしていませんか?

 

 厳寒期では、

・ハウス内の温度維持

・夕方のクイックドロップ

この2点のために天窓の開閉による換気を利用していました。

 

しかし、

・外気による急激な温度変化

・葉先枯れ

等を防ぐために、換気の開度には制限をかけていたと思います。


3月に入ると気温は高くなり、特に日中はハウス内温度が一気に上昇します。

厳寒期の設定のままだと温度上昇に換気が追いつかず、萎れが発生してしまいます。

 

ハウス内の温度上昇にブレーキをかけるイメージで換気ができるよう、設定温度・開度の値を変更していきましょう。


2月下旬の設定値 ※八街農場の一例です

 

↑現在の設定値 ※八街農場の一例です




カーテン・・・日の出と日の入りの時間に要注意!!


1カ月前と比較すると、日の出と日の入りの時間が変わっています。

 

そのため、制御設定を厳寒期と同じままにしていると、

・日があるうちにカーテンが閉まり、保温効果による予期せぬ温度上昇

・日照不足による徒長

などを引き起こす可能性があります。


左:2月上旬の設定

右:現在の設定

日の出と日の入りに応じて、カーテンの開閉時間も設定し直すようにしましょう。


〇おわりに


長期多段栽培の場合、特に春先の生育によって栽培終盤までの生育や収量に大きく差が出てきます。

天気予報で先の気候を把握し、早めの温度対策を行っていきましょう。