営農通信バックナンバー

2024.07.19

イチゴ

【羽生農場】今作のイチゴ栽培について総括(イチゴ)

 こんにちは、げんき農場羽生です。今年の梅雨は例年に比べ雨量が落ち着いており、暑い日が多いですね。

梅雨明けは特に熱中症のリスクが高まるので、マメな休憩・水分補給などで対策しましょう。

 さて、今作のイチゴ栽培はいかがでしたか?

げんき農場としては、今作は農場が大きく変化した作だったと言えます。

栽培面積が2反から7.2反に拡大したほか、観光農園事業も開始しました。

 

 今回は、今作のイチゴ栽培について総括をお伝えします。

規模拡大の検討や、ご自身の営農状況との比較など、ぜひご参考にしてください!

 

■栽培についての振り返り

・栽培暦および販売形式



 

 主に猛暑が原因で花芽分化が遅れ、収穫作業が例年の1週間ほど後ろ倒しになってしまいました。

結果、クリスマス時期に高単価でイチゴを多く出荷できなかったため、栽培初期は苦戦したと言えます。

 また、12月には仲卸契約出荷、2月には観光農園をスタートしました。

いずれも初めての取り組みで、壁にぶつかることが何度もありましたが、

チーム全員で試行錯誤しながら、無事今作を乗り切ることができました。

 

・収量


 今作の収量は、観光農園分(2反)を除いて20.4tでした。

また今作は花芽分化が遅れてしまったため、主に以下の部分で環境制御を強化しました。

 

1.定植後~1番開花​

ハウス内温度を高く設定し、​葉の展開速度を速める。​

2.1番開花後~1月末頃

日中温度を上げ、夜温を下げることで日平均を保ちながらも樹勢と食味を維持。​

3.2月頃~​

クイックドロップを開始​、4月以降の食味も維持。

 

 1~3の環境制御を実施した結果​、株あたりの収量は例年並みまで改善​しました(収量が増加した品種も!)。

また樹勢を維持できたため、春先も食味の良いイチゴを収穫できました。​

 ただ、収量は全体的に伸び代があります。

特に、よつぼしとおいCベリーは定植時の苗質を最後まで引きずり低収量となりました。

今作は、育苗時期の増員により自家苗の管理(ランナーの選別、葉かき)を徹底してより良い苗を目指します。

 

■コストについての振り返り


 今作の重油代は約61万円/反で、水道光熱費や資材費の中で大きな割合を占めました。

イチゴを育てるためには温度の制約が多く、暖房費が多くかかってしまいます。

例えば、休眠を防ぐためにハウス内最低温度を5℃以上とすること、

樹勢維持のため培地温15℃確保すること、光合成適温の20~25℃を維持することなどです。

 ちなみに、冬場は培地加温を行うことで、燃料消費を低減させるという方法もあります。

培地加温の設備も渡辺パイプ(株)にてご用命いただけますので、

ご検討の際はぜひ、近隣の販売店や渡辺パイプのサービスセンターへお問い合わせください!

 

~さいごに~

 今作はげんき農場羽生にとって、挑戦と成長の作でした。

栽培面積の拡大や観光農園のスタートなど、多くの体験・成功がありました。

成功と同じくらい、課題も多くありましたが、次作に向けての学びとなっています。

次作も一層素晴らしいイチゴを育て、お客様に喜んでいただけるよう頑張ります!

 

☆お知らせ☆

ACC(アグリカルチャークラブ)オンライン農場見学会では、

今回の内容に加え課題解決や取り組みについて、さらに深めた内容をお届けしています!

ぜひアーカイブ動画をご覧ください!

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【オンライン農場見学会in埼玉】げんき農場と共に学ぶ、イチゴ栽培の実践知識。 (youtube.com)

 

また、げんき農場では農場視察を随時受け付けております!

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